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プロとしてのプライドとは?

2008年に当社の代表になるまでの約15年間は、グループ会社の建設部門で現場管理や営業の仕事に携わっていました。 そんな私がヤグチ物流の社長に就任して最初に感じたことは、ルールやマナー、モラルが守られておらず、企業としての最も基本的な部分が欠けているのではないかということでした。 プロとしての自覚やプライドはいったい何処に?果たしてこのままで本当にお客様から信頼されるだろうか?と悩みました。 こんなことを書いたら会社の恥さらしと社員に怒られそうですが、そんな「イケてない会社」の社長であることが嫌だったというのが本音です。

できるだけシンプルでわかりやすいルールを作る

そんな「イケてる会社」に近づくために先ずはマナー向上から優先的に取り組むことにしました。 最低限のルールを作りみんなで守る。 良いものは良い、悪いものは悪い。 ヘルメットを被ろう、アゴヒモをしよう、ハンドルに足を乗せるのをやめよう、事故やトラブルがあったらすぐに報告しよう、人が嫌がることはやめよう、身だしなみをきちんとしよう…。 どれもできる人には当たり前で簡単なことばかりですが、できてない人には難しいことのようです。 誰にでも分かりやすくできるだけシンプルに、そして慌てずしつこく。 そんな試行錯誤を繰り返しているうちに共感してくれる社員が徐々に増え、今ではお客様からお褒めのお言葉をいただくこともあります。

何と言っても人対人が会社の成長につながる

数年前からDXが企業変革のキーワードとなっていますが、弊社でもトラックに装着するデジタルタコグラフ(通称デジタコ)や安全装置など、様々なIT機器を導入しています。 以前は電話で行っていた業務連絡もLINEに代わり、事務所の壁に貼っていた連絡事項もスマホの掲示板に代わっています。 配車業務もノートPCさえあれば自宅でできるようになってきました。 そのように管理面はDXで効率化できますが、運送業務自体はお客様からお預かりした商品をトラックに積み、運んで届けるという超アナログな世界です。 そこには必ず人が介在しなければなりませんし、スムーズなコミュニケーションも必要になってきます。 同様に社内でも日々社員同士が顔を合わせ言葉を交わすことで安心感が生まれ、それが信頼関係となり会社の成長に繋がると思います。
人柄という言葉があるように、人が集まり成り立っている会社にも「会社柄」というものがあると考えています。 それは、企業風土や社風に近いものかもしれません。ヤグチ物流は人柄の良い社員が集まってできた会社柄の良い企業でありたいというのが私の願いです。 お客様に「無くてはならないパートナー」と言われ続ける企業であるために、そして社員とその家族が幸せになれる会社柄の良い企業になるために、これからも最高の社員達と一緒に物流品質の向上にチャレンジし続けます。

代表取締役 谷口 定之

SADAYUKI YAGUCHI

1969年12月生まれ。 家族は、妻、娘2人、義父、義母、犬2頭。
趣味はマラソン、革・木工・鉄工クラフト、古いバイク・車いじり、古い家具の修復、ビカクシダ栽培など。